『影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果(著:R・チャルディーニ)』
はじめに。
本書は、実験と統計から得られた「スモール・ビッグ」を紹介しています。
「スモール・ビッグ」とは、小さな工夫で大きな変化をもたらす行動のことです。
自分の望んでいる選択肢を選ばせるためには、どうすればいいのでしょうか?
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結論はこうです。
× 1つの選択肢を〇か×で選ばせる
〇 2つの選択肢の中から選ばせる
実験:
とある教育機関の職員に、インフルエンザの予防接種を受ける機会を与えた。
2つのグループで、参加表明の文言を変えた。
①:「インフル予防接種を希望する場合はチェックボックスをクリック」
②:「インフル予防接種を希望する」「インフル予防接種を希望しない」という2つのチェックボックスを提示した
結果:
インフル予防接種への参加率はグループ②の方が高かった。
①:42%
②:62%
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さらに、人間には「損失回避」という根源的な本能がある。
読んで字のごとく。損失を回避したいという本能だ。
実験:
選択しなかった場合の損失を提示してみた
選択肢①「インフルの罹患リスクを減らし、保険料を$50節約できるので、インフル予防接種を希望します」
選択肢②「インフルの罹患リスクが増し、保険料を$50節約できるなくなるとしても、インフル予防接種を希望しません」
結果:
予防接種への参加率が75%にまで増加した!
単純計算で42%→75%なので、成功率が約78%増加したことになります。
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相手が自分の思うような選択をしてくれない...
そんなときは、文言をほんの少しだけ変えてみてください。
ポイント:
①2つの選択肢の中から選ばせる
②自分の望む選択をしなかった場合の損失を提示する
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てぃーけより