『影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果(著:R・チャルディーニ)』
はじめに:
本書は、実験と統計から得られた「スモール・ビッグ」を紹介しています。
「スモール・ビッグ」とは、小さな工夫で大きな変化をもたらす行動のことです。
仕事やサークルで創造的なアイディアを求められたとき、あなたならどうしますか?
実は、アイディアをひらめくのに最適な環境は統計的に証明されています。
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実験:
2つのグループに分け、アナグラムの問題を解かせた。
①天井の高いところ
②天井の低いところ
なお、答えの中には自由や創造性に関連する「解放」「無制限」や、限定の概念である「制限」「拘束」などの言葉があった。
結果:
①前者を解くスピードが速かった
②後者を解くスピードが速かった
追跡実験では、天井が高いグループの方が、抽象概念の間にある論理的な結びつきを発見できるという結果に。
つまり、
①天井が高いところ:抽象的で創造的なアイディアを思いつきやすい
②天井が低いところ:具体的で型にはまったアイディアを思いつきやすい
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この実験結果を仕事で活かすとしたら:
企画などのアイディアを発想しなくてはいけない場面では、
天井の高いところで作業する。
そのアイディアを実現するための現実的なプランを考える場面では、
天井の低いところで作業する。
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ちなみに「天井が高いところ」の最たるものは、大空の下です。
芝生のある公園で寝そべって青空を見ながら、アイディアについて考えてみるのもよさそうですね。
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てぃーけより