仕事上の悩みって、どの時代にもあるもの。偉人たちも、僕らと同じ悩みを抱えていました。
偉人たちは、僕らが生まれるはるか前に悩みを解消しています。だったら、その英知を借りようではありませんか!
今回はサラリーマンが抱える悩み・ストレスにフォーカスを当てて、同じ悩みを解消した偉人たちを3人紹介します。
①やらされ仕事の対処法(ミケランジェロ)
まずはミケランジェロの「仕事」と「やりがい」に関するお話から。
ルネッサーンス期にイタリアで彫刻家をしていたミケランジェロ。ダヴィデ像で有名な彼は、男の肉体美が好みでした。
好きな仕事をやって、成功したイメージがありますよね。でも実は「やらされ仕事」に悩まされていました。
現代のサラリーマンも、本当はやりたくないのになぁ…という仕事「やらされ仕事」はありますよね。その対処法は、ミケちゃんが教えてくれます。
やらされ仕事の対処法、第1のポイント
「やりたくない仕事の中に、こころのオアシスを作る」
ミケちゃんの本業は彫刻家。金を貰わずともずっと彫刻をしていたい、というくらい彫刻が好きでした。
しかし彼に降ってくるのは、絵の仕事ばかり。彼は絵が上手だったのです。でも、絵は得意だけど別に好きじゃない。彼にとって、絵の仕事は「やらされ仕事」だったのです。
ここで「やらされ仕事の対処法、第1のポイント」です。
「やりたくない仕事の中に、こころのオアシスを作る」ということです。
ちょっとだけ自分が安心できたり、好きになれそうなものを探すことで、自分だけのこころのオアシスを作ると、精神衛生が保てます。
ミケちゃんも、仕方なく絵の仕事をしている時に、自分の好きなマッチョを描いていました。
やらされ仕事の対処法、第2のポイント
「プロとして満足感のある仕事をする」
いくら「やらされ仕事」だとは言え、雑な仕事をしていると、怒られることもあるし、自分はなにやってるんだろう?と自己嫌悪に陥ることもあります。
引き受けたからには、プロとして納得のいく仕事をしよう、というのがミケランジェロの考えでした。
そうやって仕事をやっていくうちに「ミケランジェロはやってくれるやつだ」という信頼・ブランドが生まれます。人に信頼されると、たとえ「やらされ仕事」であろうといい気分になります。
②やりたいことは、いつ始めればいい?(伊能忠敬)
「やりたいことはあるけど、今の仕事を手放したくない」という人、僕(てぃーけ)の周りに結構います。
伊能忠敬は、やりたいことは、いつ始めればいいのかを教えてくれます。
伊能は、人生の前半は商人・村のリーダーとして働き、後半は測量士として働きました。50歳になってから、やりたいことを始めたのです。
結論から言うと、やりたいことをやるのは、いつからでもいい。大事なのは年齢ではなく、そのやりたいことができる環境が整っているかです。
伊能の場合、サポートしてくれる人、家族や友人、弟子たちがいました。こういった人脈に加えて、資金、知識、経験が「やりたいことができる環境」をつくります。
「やりたいことができる環境」を準備するために必要な要素が3つあります。それは【1よい師、2貯金、3伝え方】です。
その分野で活躍している師を見つけ、よく観察し、学ぶ。安心してチャレンジするために「生きるために必要なお金」を用意する。人から支援されるために、うまく伝える技術を身につける。
こうやって環境が整えて、準備ができたらやりたいことは今はじめたっていいんです。
③不安や恐怖に打ち勝つ方法(藤原道長)
平安時代の貴族として、一族を繁栄させた政治家、藤原道長。彼の圧倒的権力を得るための手法は、実にシンプルなものでした。
まず自分の娘を天皇に嫁がせます。そんで、天皇と娘の間に子供が生まれますよね。そうすると、藤原道長は次期天皇のおじいちゃんになるわけです。
はい、これで天皇家の一員ですっ
いとも簡単に権力を得て、成功したように見えた道長ですが、実は内心「不安で不安でしかたなかった」んです。
権力がいつまで続くかわからないけど、自分から途中でやめることもできない。毎日が苦痛でした。
貴族の暮らしは案外ハードです。毎日祭事に出なくてはいけない。それは深夜まで続き、酒の席もあるので飲まないわけにはいかない。
儀式は種類によってマナーが違うから、間違えるわけにはいかない。だから日々勉強しなくてはいけない。
儀式の参加者にそれぞれ気の利いた手みやげも用意しないといけない。ヘトヘトになって帰ってきたら、また朝になってこれの繰り返し。
道長は、不安を抱えながらも、最期まで政治家を続けられた理由を教えてくれます。
「動き続けたから」です。マグロが止まると死んでしまうようなイメージ。不安だからこそ動くべきだということを教えてくれます。
不安や恐怖は立ち止まっていると大きくなっていくだけです。何かに没頭していれば、不安や恐怖に飲み込まれなくなります。
問題は放置せず、今やれることはやって、やれないことはやらない、ときっぱり決める。それが不安や恐怖を打ち消す方法です。
最後に
『仕事の悩み・ストレスをなくす方法は、偉人に学ぼう!3選』をお送りしました。
1.やらされ仕事の対処法「心のオアシスを作る」「プロとして満足感のある仕事をする」
2.やりたいことは、いつやればいいのか「環境が整い次第、いつでも」
3.不安や恐怖を打ち消すには「動き続ける」
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てぃーけ
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