『影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果(著:R・チャルディーニ)』
本書は、実験と統計から得られた「スモール・ビッグ」を紹介しています。
「スモール・ビッグ」とは、小さな工夫で大きな変化をもたらす行動のことです。
たばこ、アルコール、暴飲暴食、etc...
自分の大切な人が悪習慣を続けているとき、どうすれば辞めさせられるのでしょう?
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実験:
退職金の貯蓄プランに割り当てる金額を増やすように勧めるメールを送った。
2つのグループに分けて、内容を変えた。
①「将来の自己利益のために貯蓄をしましょうね」といった内容
②「将来のあなたへの責任・義務を考えて、貯蓄をしましょうね」といった内容
結果:②義務グループの方が0.85%も貯蓄率が高かった!
0.85%アップは大きな差を生む。
例えば年収550万円の30歳男。
貯蓄額を5%→5.85%にすると、貯蓄総額が825万円も増える。
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さらに、「将来の自分」の写真を見せることよって行動が変わります。
実験:
退職基金にどれくらいの金額を回そうと考えているか?という質問をした。
2つのグループに、異なる画面を見せた。
①現在の自分の写真を見せる(2週間前に自らアップしてもらったもの)
②将来の自分の写真を見せる(自分が70歳時の顔に加工したもの)
結果:
貯蓄に回す金額が30%も増加した!
①現在グループ:4.4% ②将来グループ:6.2%
誰かの悪習慣を改めさせたいときは...
×戒める、罪悪感で行動を制限する、説得しようとする
〇悪習慣を続けた場合の「将来の自分」の写真を見せる
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「将来の自分」に接触させることで悪習慣を辞めさせ、
自分の大切な人を守りましょう。
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てぃーけより