本書では、人間の心理を利用した強力な武器を6つ紹介しています。
その中の1つが「コントラストの原理」です。
「コントラストの原理」とは
最初に提示されたものをベースに、次に提示されたものを判断すること。
例えば、自動車のディーラーはコントラストの原理をよく使用しています。
まず客に、数百万円する車を買わせる。その後に、より低額のオプションなどを購入させることででさらに儲けているのです。
オプションが各3000円くらいだとしても、車と比べて大した事ない金額なので、実際の金額よりも安く感じるのです。
「コントラストの原理」は、人間は比較でしか物事を見ることができないということを表している。
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このコントラストの原理を利用した説得術があります。
「フット・イン・ザ・ドア」と「ドア・イン・ザ・フェイス」です。
「フット・イン・ザ・ドア(foot in the door)」は
最初に小さな要求をして、徐々に大きな要求へとシフトしていく手法。
コントラストの原理においては、人間は比較でしかものを判断できないため、
「前回のあの要求はのんだし、今回もあの要求とあまり差がないから、今回ものもう!」となるわけです。
「ドア・イン・ザ・フェイス(door in the face)」は
上の手法とは反対に、最初に大きな要求をして、徐々に下げていく手法。
「高い要求を提示されたため、これはさすがにできないと拒否した。でも、その次に提示された要求はさっきのよりは低いから、飲み込むか!」となります。
コントラストの原理を利用した2つの説得法、
もしあなたが誰かを意のままに操りたいのなら、使ってみてください。
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てぃーけより